夫との共通点、司馬さんの本

NHKで『坂の上の雲』がドラマ化され放送されているので、久しぶりに夫と司馬さん談義に。夫と私は共に司馬さんのファンで、知り合った当初はこの話題で意気投合したものだ。大ファンでありながらも、私は何故か『坂の上の雲』は度々読みかけては退屈し眠くなるので何年も途中放棄したままになっていた。意外や意外、夫も同様に読みきれないでいるらしい。『竜馬がゆく』に感銘を受け衝撃が強すぎたせいなのか・・

改めて作品をよく知ろうと思い立ちWikipediaを見ると『坂の上の雲』は発行部数ランキング2位になっていた。少し恥ずかしくてファンとは言えない。これを機に再トライしなくてはと思っている。ちなみに夫個人のランキング2位は 『花神』 だそう。(これまた地味な・・)

これは独自の感想になるが、どうしても司馬さんの本を読むと、私には登場人物の男性がより生き生きと輝いて見え、あー男に生まれたかったなとついつい思ってしまう。夫にそれを話すと夫は夫で「俺は幕末の世に生き、世の中を変えるという希望に満ち足りたりてみたかったと思う」そう。息子が青年になり司馬さんの魅力を語れるようになったあかつきには、ぜひ感想を聞いてみたいものだ。

司馬遼太郎記念館も勿論素敵だが、実際のご自宅と庭との調和が美しくて今も忘れられない。私の理想とする家。